2007-01-01から1年間の記事一覧

『お熱いのがお好き』(ビリー・ワイルダー)★★★★『裸足の伯爵夫人』(J・L・マンキーウィッツ)★★★★

『拝啓天皇陛下様』(野村芳太郎)『張り込み』(野村芳太郎)

『ビーバップ・ハイスクール』(那須博之)『秋日和』(小津安二郎)

『波影』(豊田四郎)『愛怨峡』(溝口健二)

『アナタハン』(ジョセフ・フォン・スタンバーグ)★★★☆『真空地帯』(山本薩夫)★★☆『野火』(市川昆)★★☆

『金還蝕』(清水宏)★★★★ 水車によって象徴されためぐりめぐる感情の渦が見事に流転していく様は、清水の演出家としての腕の確かさを証明しており圧巻ですらある。 また、藤井貢が車に轢かれるシーンでの短いショットの連鎖に、アクション監督としての才能…

『午後の遺言状』(新藤兼人)★★『母情』(清水宏)★★★★『何故彼女等はそうなったか』(清水宏)★★★★ 『母情』における清川虹子のコンパクトミラーに写る顔は余所行きの“女の顔”として表現されているが、やがてラストに向かってそれは“母の顔”として変貌を遂…

『とんかつ大将』(川島雄三)★★★★ 冒頭の坂本武の転びと達磨の配置が素晴らしい。この場面だけを見ても、川島の映画的感性の高さを推し量ることが可能であろう。

『子供の四季』(清水宏) ★★★★★「傑作だ!」と、月並みな言葉をはしたなくも思わず口走りそうになったので、久々日記を更新した。 無精者の私にここまでさせるのだから、見逃した人はお気の毒というしかない。 *昨年のベストワンは「怪盗ルパン」(ジャッ…

『硫黄島からの手紙』(C.イーストウッド)★★★★ イーストウッドの作品に通定しているある種の諦念が、作品のテーマと噛み合い、セピア調の画面に奥行きを与えている。ここには映画しかなく、ラストの横たわる二宮の横顔に全てが饒舌に語られている。 『 主人…

『炭鉱』(G.W.パブスト)★★★『うつせみ』(キム・ギドク)★★★☆

『世界』(ジャ・ジャンクー)★★★★

『僕と祭で会わないかい』(ダグラス・サーク)★★★★『翼に賭ける命』(ダグラス・サーク)★★★★『ヒットラーの狂人』(ダグラス・サーク)★★★★ 『THE FRENCH KISS2』(玉城陽子)★ 主演女優の情夫役で登場している役者のM氏は、映画俳優の一つの可能性を提示…